月刊 ザテレビジョン首都圏版 2018年 5月号 宇多田ヒカル 説明 音楽+芸能 X PHOTO & TALK X JAPAN 表紙:山下達郎、7年ぶりの新作はProToolsの特性に合わせて作られた異色作かつ意欲作7年ぶりの新作はProToolsの特性に合わせて作られた異色作かつ意欲作!今年でキャリア30年目を迎えた山下達郎。2000年にアカペラ・アルバム『オンザ・ストリート・コーナー3』、2002年にレア音源を集めた『レアリティーズ』を発表してはいるものの、オリジナル・フル・アルバムとなると1998年の『コージー』以来リリースが無かった。そんな長いブランクの後についに発売された12枚目のオリジナル・アルバム、『ソノリテ』。“音の響き”という意味の言葉が冠されていることからも分かるように、このアルバムには山下達郎が“いい響き”と考える音が存分に収められている。しかし、アナログからデジタルへの移行期に苦しみながら『ポケット・ミュージック』を作り上げたように、山下達郎が理想とする響きは、レコーディング環境の劇的な変化のために年々作りにくくなっているのも事実だ。今回もSONYPCM-3348からDIGIDESIGNProTools|HDへと使用レコーダーを全面的に移行したが、その変化の度合いはアナログからデジタルへ移行したとき以上のものであったという。そんな中、いかにして理想の響きを得るのか?山下達郎が選んだ方法、そしてその実現に尽力したエンジニア中村辰也氏の技をじっくり見ていくことにしよう。 切抜き【音楽と人】2019/12